鹿児島海上保安部に
[しゅんこう]と[れいめい]が配属
鹿児島海上保安部へ2月13日に配備された6000トン型ヘリ2機搭載巡視船「しゅんこう」に続き、28日には6500トン級ヘリ1機搭載型巡視船「れいめい」が配備され、鹿児島市の鹿児島港谷山2区 E岸壁に到着した。全長150m、幅17m、遠隔監視採証装置、遠隔放水銃、停船命令等表示装置や高速複合艇など最新機器が装備された海上保安庁最大級の巡視船2隻と巡視船「しきしま」等を含めて4隻と合わせると6隻の大所帯になる、日本最大の海上保安部が誕生した。
鹿児島海上保安部幹部15名の出迎えを受けて、松鶴協(かなえ)船長は「尖閣諸島周辺海域の警備や離島の災害対応として強化された最新鋭の巡視船船長として、乗組員と共に任務にあたる」とコメントした。IHI所有の岸壁に大型船を係留できる桟橋が2本新設される予定だ。
海上保安庁は、23度末までに、6000トン級2隻と3500トン級1隻の追加配備を決めている。鹿児島海上保安部と鹿児島航空基地は、石垣海上保安部と共に東シナ海の尖閣諸島警備、西太平洋警備中心の役割を担うこととなる。
(写真・文:アートファイブ 岩尾克治)
「第57回観閲式、及び総合訓練」を取材しました。